『ネパールの人ってなんで牛肉を食べないの?』
『それなら普段は何の肉を食べているの?』
『もしくは全く肉は食べないの?』
こういった疑問に答えます。
理由は簡単です。それはネパールの宗教がヒンドゥ-教だからです。
本記事では、ヒンドゥー教がどんな宗教であるかを解説していくとともに、ネパールの人が普段食べているものについてもまとめました。この記事は、筆者が実際にネパールへ訪れて生活した時、現地の人から聞いた話や筆者が体験した話をもとにして書いています。
ネパールの人が牛肉を食べないのは『ヒンドゥー教徒』だからです。ヒンドゥー教で牛は神様の遣いであるとして食べることは禁止されています。牛を傷つける行為はダメですけど、牛からとれる牛乳は飲んでもいいそうです。
実はみんな牛を食べてる!?
ヒンドゥー教徒であるネパールの人は牛を食べちゃいけないはず、でも実際はみんな食べてるんですよ。
牛といっても水牛ですけどね。
英語では 牛→『cow』 水牛→『buffalo』
ネパール語では 牛→『ガイ』 水牛→『バフ』
という風に『牛』と『水牛』は別の生き物なので違う扱いをされます。
人間からしてたら『不思議なお話だな~』って感じですけど水牛からしたらたまったもんじゃないですね。なんせ牛は神様のように崇められているのに、自分は食べられちゃうんですから、、、
水牛さんには申し訳ないですが、すごくおいしいんです。味は牛肉に近い感じです。少しクセはありますが、ネパールの料理はスパイスがかなり効いているので気にならないですね。有名な食べ物に『モモ』という餃子のような食べ物がありましておいしくて夢中になって食べてましたね。
本当に牛を食べている人もいます。
多民族国家であるネパールでは様々な宗教を持った人が集まります。したがってネパールにはヒンドゥー教以外の宗教を信仰している人も暮らしているので、牛を食べている人もいます。まぁネパールで牛を食べようとしても売っているところを探すのが大変ですけどね、、、ネパールの8割以上を占めているのがヒンドゥー教であるため、一般的にネパールはヒンドゥー教を信仰しているという認識になっていますね。
水牛以外には?
他に食べられているのは、『ヤギ』、『ヒツジ』ですね。最も食べられているのは水牛ですが、ヤギやヒツジもよく食べますね。鶏肉や魚も食べられていますが、日常的に口にするものとされていませんね。
豚肉はカースト制度に左右されます。カーストが高いほど食べ物の制限が厳しくなっていきます。(カーストが高い=身分や家柄が高い感じです。)友人にも制限が厳しいという人がいて『豚肉は食べれない』とのことでした。
まとめ
いかがでしたか?
今回はネパールの食事についてお話してきました。牛は食べちゃいけなくて、水牛は食べてよいということのがいまだに腑に落ちないです。(笑)ネパールにまた行ったら、『モモ』を食べちゃうんですけどね。とってもおいしいので、皆さんも食べてみてください。
コメント