衣類や靴の水をはじいてくれる防水スプレー。この季節は雨の日が多くなるので、これからどんどん利用者が増えていくでしょう。
しかし、防水スプレーに関する医師のツイートが話題になっています。
密室で防水スプレー使わない
外でも出来るだけ吸わない肺胞は界面活性がないと
うまく拡がりません肺の中が防水されてしまうと
間質性肺炎になって
吸っても吸っても酸素が取り込まれず
死んでしまいますそういった症例がありました
山好きの方でした— N_クライミング専門医 (@now_med_4_yall) June 17, 2019
なんと防水スプレーをによって男性1人が帰らぬ人となってしまったケースもあったようです。この医師のツイートには、同じように防水スプレーの誤った使い方をしたことによって、病院送りになった人が多数集まりました。
大学のときの友達がワンルームの部屋でスキーウェアに防水スプレー吹いてたらいつの間にか気絶してたってネタ話てたがかなりやばかったんだな
— 田中工務店㌠@令和元年ガルパン最終章2話いよいよ公開 (@tanakenjapan) June 18, 2019
f外から失礼します。昔、やらかしましたので注意喚起仲間入りさせて下さい。息したいのに息する度に咽て酸素吸えずそして咽ると空気が入ってくるけどそれを肺が受け付けずに更に咽るの永遠繰り返しで発熱するわ苦しいわで3日間位苦しみました。誰かが同じ轍を踏まないように。https://t.co/DKijO2uSGz
— 出羽海亀井@卒駐 (@dehano_umigame) June 18, 2019
友達がそれで死にかけたことがあります。
狭い玄関で靴に防水スプレーして3時間くらい後、喘息発作みたいになり顔面蒼白、脂汗多量、その後発熱。慌てて病院受診して何とか助かりましたが、息苦しくて死ぬかと思ったと言ってました。
例え外でもヤバいらしいので、本当に注意した方が良いです。— Miracle Splash (@miracle_splash) June 18, 2019
防水スプレー本当に危ないですね!本記事では、防水スプレーの危険性とすってしまったときの対処方法について調査していきます。
防水スプレーの危険性
防水スプレーはフッ素樹脂やシリコン樹脂などのはっ水性の樹脂を細かい粒子にして吹きつけ、表面をコーティングし水をはじくようにするもの。これを無意識のうちに吸い込んでしまうと、肺に細かい粒子が付着して酸素をうまく取り入れられなくなります。最悪の場合、呼吸困難になって死に至ることがあるという。症状としては「乾いたせきが出始め、どんどん悪化していき呼吸が困難に、39度くらいの熱が出て2日間ずっとむせるような状態が続く」「息したいのに息する度に咽て酸素吸えずそして咽ると空気が入ってくるけどそれを肺が受け付けずに更に咽るの永遠繰り返しで発熱するわ苦しいわで3日間位苦しむ」などかなり長い期間で重度の症状が続くようです。
防水スプレーには「注意!必ず屋外で使用すること」と書いてあります。玄関もダメなんです!わかってはいてもついついやってしまうんですよね。。
防水スプレー使用時の注意点
- 使用は屋外で
- 周囲に人や動物がいないか確認
- 1度に大量に使わない
- 風下に立ってはいけない
- マスクを着用(屋外で使用していても)
注意することはこの5つです。防水スプレーで危険なのはミクロに拡散されたスプレー液を吸い込んでしまうこと。これを防ぐために上記に挙げた5つのことに気を付けて使用することが大切です。
使用は屋外で
防水スプレーには「注意!吸い込むと大変危険なので、必ず屋外で使ってください。」と書いてあります。玄関もダメなんです!わかってはいてもついついやってしまうんですよね。。
さらに屋内で使用すると、「スプレーは床の辺りにたまり濃度も高くなるので、犬のように私たちよりも目線が低いところで暮らしている動物たちは吸い込んでしまいます。また、動物は人間よりも体が小さく、肺も小さいですから、吸い込んだ物質が少なくても大きな影響が出ます。例えば家の中につるした鳥かごでインコを飼っているから、スプレーを下に向けて噴射したとしても、床から跳ね返った分で生命に危険を及ぼす可能性があるんです。」(動物病院 渡邉将道院長)
1度に大量に使わない
スプレーの適切な使用量は想像以上に少ないです。2,3秒で十分な防水効果が得られるとのこと。むしろそれ以上の時間スプレーをしても防水性能が向上することはなく、もったいないうえに危険なのでやめましょう。
すってしまったときの対処法
「ちょっと吸い込んでしまった」「ちょっとくさい」というくらいで、すぐに換気をして症状がないなら、それほど心配する必要はないようです。その後、症状が出てきた場合は受診したほうがよいですね。
防水スプレーをすってしまったらまずは新鮮な空気を吸わせること!呼吸がしやすいように着ているものを緩めるのもよい。家の中ではなく、風通しの良い所へ移動するのも有効とのこと。
きれいな空気の場所で様子をみます。それでも咳がでたり呼吸が苦しいなどの症状がおさまらないようなら受診します。風邪の症状とよく似ているので、防水スプレーを使ったことを必ず医師に伝えてください。できるだけ商品を持参します。(公益財団法人 日本中毒情報センター)
家庭で行えることは少ないですが、病院にて酸素吸入やステロイド剤投与などでほぼ快方に向かうようです。
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